多くの患者さんを拝見する中で感じることは御高齢で口腔内の健康状態を保っている人は歯並びがきれいであり、理想的な噛み合わせになっている事が多いのです。
噛み合わせが良い条件で整う事で将来、大きな問題が回避できる可能性があることを示しています。
見た目や機能的な要素などその目的はさまざまだと思いますが、
歯科治療全般において、矯正治療は大きな役割を果たします。
通常『症状がでたら治療する』という保険制度が基盤となっているために、「病気を起こさないためにはどうするか』という事がほとんど考えられていなかったように思われます。
特に矯正治療は一般的には「ただ歯並びをキレイにして見た目を良くする事」と捉えている方が多く感じます。
歯並びを適正にする事は見た目だけではなく、お口まわりの様々な症状を予防をする上でとても大切な治療となります。
何らかの問題を起こしている成人患者さんにおいては、過去に装着された被せ物や無髄歯、歯が無い部分などだけでなく何故そのような状態になったかの原因を究明する必要があり、たとえ高年齢であっても、根本的な原因除去を行おうとするならば、歯並びの問題を解決せざるを得ないこともよくあるだろう。
つまり、まずは 口腔内環境を整えることを目的として、歯並びの安定を図ってから被せ物などの治療を行う必要があります。
歯列矯正で歯並びを改善することで、悪い歯並びによるお口のトラブルを予防でき、多くの歯を健康な状態で残しやすくなります。
高齢になった時に歯並びがきれいだと歯が残りやすいのです。きちんとした噛み合わせで、バランスよく噛める事がとても大切です。
矯正装置を装着する前には、虫歯や歯周病を予防するために歯磨きの練習とお口のクリーニングを行います。歯の表面に付着した汚れや歯石を徹底的に取り除き、虫歯や歯周病のリスクを減らします。もし虫歯や歯周病があれば、装置を装着する前に治療を行います。
歯の移動のため、横向きに生えた親知らず(水平埋伏歯)があれば、事前に抜くこともあります。
なお、歯みがきの練習やクリーニングは装置を装着した後も定期的に続けます。
矯正治療中は複雑な装置がお口の中に入るため、歯磨きが難しく汚れが残りがちに。
歯間ブラシやワンタフトブラシにより装置と歯の?間もきれいに磨く必要があります。正しい歯みがきの方法を身につけ、虫歯や歯周病のリスクをコントロールましょう。
取り扱っている商品は当院が(自分で使った)厳選したケア商品です。